イエスノー式診断テストの作り方 形式
「はい」「いいえ」ないし、2択式で診断に行き着く
「イエス」「ノー」診断チャートの仕組みについて
解説します。
表題では「イエスノー式自己診断チャートの作り方」
となっていますが、
これは一見、以下に挙げたロジックツリーを応用すれば
簡単に作れるように思われるかもしれません。
ですが、以前から、やってみるとなかなかうまくいかず……
ということで、ご相談を受けることがときどきありました。
【ロジックツリーの原型】1例
![イエスノー式自己診断チャートロジック一例](https://i0.wp.com/majika-nakajima.com/wp-content/uploads/2021/08/44cbd9b28f683d3c7d76eb22c5a7e2bf-e1628745685265.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
たとえば、診断タイプを幾つに分類するかを決め、
あるいは、すでに幾つのタイプに分けたいというのが
あるかもしれません、そのタイプ数にまで分岐させた
ツリーを使って、そこに設問を当てはめていけばいいわけです。
けれども、どこにどのような問いを当てはめていけばいいのか、
これが思案のしどころです。
思いつく問いをはじめから当てはめていっても、
診断タイプにうまく紐づけられるかどうかはわかりません。
大事なのはむしろ診断タイプカテゴリーの明確化
大事なのはロジックツリーよりもむしろ、どのような
タイプに分類するのか、問いが行き着く先です。
たとえば、5つか6のタイプに分類するというとき、
そのカテゴリーが明確になっていないと、
問いそのものを制作することができません。
また、ロジックツリーを見ていただければ
お分かりになると思いますが、
6つなら6つのタイプに分類した診断タイプを
どの順番で配置していけばいいのか、
その順番も大事です。
診断タイプの配置を先に決めておく必要がある
ABCDEFの6タイプの診断内容に関していえば
AとFは離れたところにあるので、診断タイプの
要素としては、関連性が薄いと考えられます。
AとBは幾分、似通った要素、または共通する
要素があるのかもしれません。
じっさいのところ、筆者はご依頼いただいた
チャート式診断テストの制作において、
ここのところで一晩、二晩悩むこともあるくらいです。
ロジックツリーはフレキシブルに変形させることができます。
内容によって形式も変わります。
![イエスノー式自己診断チャートロジックバリエーション](https://i0.wp.com/majika-nakajima.com/wp-content/uploads/2021/08/12728f71f422550159b2627ffc3157f4.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
診断タイプ数が多くなるほど、全体を俯瞰しつつ
どういう順番で診断タイプを並べ、
どういう問いから始めるか、難易度は高くなってきます。
また、チャートのロジック分岐もシンプルなものでは
うまくいかない場合があります。
クライアントからのご要望によっては、問いの数が
何問と初めから決まっている場合もあります。
そうすると、その設問数に合わせて
ロジックを組まなければなりません。
場合によっては、2択ではなく3択のチャートも
あり得ます。
![イエスノー式自己診断チャートロジック3択](https://i0.wp.com/majika-nakajima.com/wp-content/uploads/2021/08/7efdcbb2f6c86e946b163654acbc8405.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
これなどがそうですね。
このロジック分岐で何をやろうとしているかは、
じっさいのところわからないと思います。
これなどはあるクライアントからのご依頼によって
その内容に合わせて設定してみたものです。
形式よりも何を作るか全体のイメージが
固まっていないといいものが作れない
このように、何を診断したいのかという目的によって
ロジックはさまざまに変形させることができます。
大事なことは全体像をとらえておくこと、
最初の設問から一つひとつたどっていくのではなくて、
全体像を把握しておき、全体の流れを同時に
たどりながら、診断結果に紐づけていく問いを作る
ということになります。
いちばんダメなのは最後の設問が診断結果に
直接結びつくようなものになってしまうことです。
わかりやすく、極端な例を挙げてみますと、
「欲しいものがあるとその場で買ってしまう」
はい→浪費家タイプ、みたいになってしまうものです。
最初の設問から、最後の設問と診断タイプへの分岐を
全体的にとらえて、設問設計をしていく必要があります。
ここではイエスノー診断のロジックツリーの分岐の
仕方とその種類についてお話ししました。
こういった自己診断チャートを応用した自己診断コンテンツの
制作ご依頼についてのご相談は、いつでも受け付けております。
なんとなくこういうものを作りたいのですがといった
漠然としたイメージの段階でも結構ですが、
より具体的にお話を進めるには、
・診断コンテンツを設置する目的は?
・ユーザーのターゲットは? 年齢、属性その他
・どういう診断結果に結びつくものをイメージしておられるか?
・設問数や診断タイプのおおよその個数など
・トーン&マナーに関する事柄
といったことをご説明いただけると、
より具体的なお話しができるかと思います。
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