誤った情報の拡散について セイタカアワダチソウにかけられた濡れ衣

オフラインからオンラインの時代になりました。
仕事上でも、ネット検索をする機会などが
増えてきたのではないでしょうか?

ネット上の誤った情報の拡散について

筆者は現在田舎暮らし100パーセントのテレワークですが、
パソコンに向かっていないときは、
野や山に出て自然に触れる生活です。

子供のころから野草には親しんできたので、
種類は見分けやすく、
スマホで写真を撮ったり、
お茶にできる草や食べられる野草を集めたりしています。

SNSで自然栽培のコミュニティーや
野草に興味のある人たちのコミュニティーに参加しています。

コロナ禍以後、自然の植物や自然農法、農業などに、
関心を持つ人は増えているように思えます。
免疫力をつけるための食の見直しなどに
関心を寄せる人も増えているようですね。

それはまったくの濡れ衣だった!

昨年10月のことですが、
セイタカアワダチソウがお茶や入浴剤になることがわかり、
黄色い花が咲くのに出て花を集めていました。

すると、散歩がてら野を歩く人にときどき声を掛けられ、
「花粉症、だいじょうぶ?」と聞かれました。

セイタカアワダチソウは花粉症の元凶だと
信じられてきた時期があります。
いまでも、そう思っている人は少なくないようです。

セイタカアワダチソウといえば、
「花粉症」という連想が働くのですね。

けれども、それはまったくの濡れ衣で、
セイタカアワダチソウと間違われていたのが
ブタクサという植物です。

セイタカアワダチソウは虫媒花なので、
花粉を飛ばすことがないそうです。
ブタクサは杉花粉と同じように風媒花なので、
花粉が飛び散るわけですね。

こちらがセイタカアワダチソウです。

セイタカアワダチソウ

セイタカアワダチソウとブタクサは
似ていると言われるのですが、
ブタクサの写真を見るとそれほど似ているとは、
筆者には思えません。
間違えようもないと思うのですが……。

いまでも、セイタカアワダチソウを花粉症の元凶と
誤解を招くような記事が掲載されているサイトや
ブログ記事などもまだ見かけますし、
有料無料画像サイトでも、
セイタカアワダチソウとブタクサの写真が
混同されている例を見かけます。

誤った情報の拡散は、
セイタカアワダチソウの件ならまだ
丹念に情報検索すれば、
正しい情報に行き着くことができます。

知りたい情報はしつこく調べる

しかし、特定の個人や団体に関して、
また世の中のトレンドや思想的な事柄に関して、
あるいは健康法など、
このように誤った情報が拡散してしまっていることが
あるのではないでしょうか?

コロナ後、陰謀論とかフェイクニュースが広がり、
SNSでもそういう情報をうのみにしている人がいたりして、
「えっ、こんなことを信じているの?」と、
驚いたものです。

故意に、意図的に、誤った情報が流され、
それが拡散してしまっていることもあるでしょう。

ですから、情報を検索する際にも、
キーワードのいちばん上に来ている情報だけで
検索を終わらせず、丹念に、根気よく検索をかけることが
になってきますね。

それに、キーワードの上方にあがってくるのは広告です。
広告にも、まっとうな広告もあれば、
そうでないものもあります。

筆者も一度引っかかりそうになりました。

筆者はかつて一度、深夜にネット上のトラブルがあり
サブスク契約をしているある企業のサイトだと
思いこんでアクセスし、うっかりと再登録しないと
だめなのかと思い込み、
登録してしまったことがあります。

それがまったくその企業とは関係のない会社で、
気づいたときには自動的にサブスクリプションで
課金される形になってしまっていました。

何とかお金を引き落とされないうちにと
しつこくサイトのサポート等にアクセスした結果、
解約できましたが、解約するのに翌日一日費やしました。

そのサイトはアメリカに本拠地があるらしいのですが、
詐欺とまでは言えず、しかし、
知らない間に月々サブスク料金が引き落とされていた
なんていう例が数多くあるらしいということがわかりました。

そういうわけで、検索キーワードの上方にあるものにも、
注意を払う必要がありますね。

誤った情報は気を付けないと
SNSなどによってさらに拡散されていくことになります。
自社サイトや個人のサイトに連動したSNSに
トピックス的に新しい情報を掲載したり、
リツイートするときも、気を付けなければなりませんね。

誤った情報とは異なりますが、
炎上問題もときどき見かけます。
発信する側の情報の洗濯や言葉の選び方、
さまざまな方面への配慮も欠かせません。

コロナ感染者数は4月に入り、
むしろ増加している傾向があるようです。
ますます、ネットにアクセスする時間は
増えてくるでしょう。

オンライン時代、適切な情報にアクセスするためには、
さまざまなキーワードで粘り強く検索をかけ、
一つのテーマにもより時間をかけて
調べる必要があると思います。

検索キーワードを選ぶための語彙力も必要

テーマによっては、海外ではどんな反応なのか、
英語で検索をかけることで、より視野が広がることもあります。

ウエヴの情報で大体の見当がついたら、
今度は書籍に当たってみるというのもいいのではないでしょうか。

紙の本や電子書籍(筆者は紙の本の方が今でも好きですね)、
良書が絶版になってしまっていて、
価格の高い古書を買わなければならないこともありますが、
リアルタイムの情報よりはるかに貴重な内容のものがあります。

そして、なんらかの情報に関して、
自分の直感や違和感のようなものも大切にしたいですね。
「あれ、この情報って、なんかちょっとヘン」「なんか、違う」など、
情報そのものに対する違和感、差別や偏見をあおるような情報、
根拠がよくわからない話など、
そういったものを見分けるためには
こちらの良識も保っておかなければなりませんね。

情報を発信する側になった場合も、良質の情報を提供する
ということを心がけたいものです。

昨年秋に採取したセイタカアワダチソウの
花のお茶を飲みながら……

※4月のお仕事ご依頼:まだ若干余裕があります。
連休前後のご相談お受けできます。
よろしくお願いいたします。
 

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ABOUTこの記事をかいた人

徳島県生まれ。関西学院大学大学院修士課程修了(哲学専攻)。フリーライター、PR会社勤務を経て、単行本執筆を期に執筆活動に専念。1995年、本書のテーマであるエニアグラムと出会い、ライフワークとしての性格研究に取り組む。2000年より、毎月欠かさずエニアグラムのワークショップ、セミナー等を開催。参加者にとって信頼できる場を提供するため、スモールグループでの分かち合いを大切にし、今日まで継続している。2004年、永岡書店より出版の『ココロの本音がよくわかる魔法の心理テスト』がベストセラーに。心理テストブームを巻き起こした。テレビ・ラジオ等への出演・心理テスト監修も多数。『ドキッとするほどホンネがわかる心理テスト』(池田書店)『面白過ぎて時間を忘れる心理テスト』『楽しすぎて止まらない心理テスト』(三笠書房)など、心理テストに関する著書は累計120万部を突破。また、エニアグラムをベースにした性格診断・自己分析ツールは、商品キャンペーン、イベント、人材マッチングその他、Web集客等にも有効なツールとして、一般企業、放送局、イベント会社等幅広いジャンルに応用できるため、大手企業等からのコンテンツ制作の依頼も多い。 20代後半からジム通いを続け、40代で易占を学び、占いスクールで周易入門の講座を持つ。50代からヨーガを始め、全米ヨガアライアンス200を取得。コロナ後は渋谷から出身地の徳島県阿南市に居を移し、リモートワークとオンライン講座を中心に活動している。現在は、地元のフィットネスクラブで、趣味の有酸素運動と筋力トレーニングを行いながら、マインドフルネス・コンパッション・ヨガを実践。ロードバイクが趣味。