Withコロナの時代になり、
これまで当たり前だった生活が大きく変化しました。
その当たり前の生活がいかに大切なものだったか、
当たり前のふだん通りの生活ができるということが、
どれほど貴重なものだったかということが、
いまになって実感されますね。
筆者自身は以下のような日常を思い返し、
幾分感傷的になることもあります。
直接担当者の方々と顔を合わせ、打ち合わせをした日々、
その帰り、混雑する電車を降りて、立ち寄る喫茶店で、
聞くともなしに聞こえてくる
近くの席の若い男性たちのネットでのもうけ話。
通りに新しくできたタコスのお店。
仕事帰りのヨガスクール。
いまよりもっとタイトだった〆切設定も、
その合間を縫って、観たかった映画を見に行く時間。
セミナーが終わってからみんなと一緒に行く居酒屋。
そういった生活が懐かしくさえ思えるほど
コロナ前とはコロナ後では隔たってしまった感じがします。
さて、前置きが長くなりましたが、
慢性化しつつあるWithコロナ・ストレスの
時代に必要なこととは?
Withコロナの時代になり、私たちは
慢性的にストレスをため込んでしまっています。
なかでも大きなストレスは、
これからどうなるのだろう?
という先行きの見通せなさへの不安ですね。
withコロナの先はどうなるのか、
予測はできたとしても、
実際にはどうなるのか、誰にもわからない。
とくに、私たちが不安に思うのは、
大きな歴史の流れのことではなくて、
自分自身や自分の家族など身近な人の”これから先”
のことについてではないでしょうか?
仕事のこと、経済のこと、学びの機会、
住む場所さえも、
これからどうなるのだろうかと、不安になる……。
そういうときは、
自分だけではなく、多くの人が自分と同じような
不安を抱えているということを知れば、
気持ちは少しラクになるものです。
一人で不安を抱えないようにしたい。
とくに、男性の中には誰にも心の内を話せない
と思っている人もいるかもしれない。
でも、勇気を出して、身近な人、家族や友人知人と
不安そのものについて語り合うのがいいですね。
良心的なオンラインのセミナーなどに
参加するのもいいかもしれません。
筆者はリアルでやっていた十数人のセミナーを
オンラインに移し、隔週で続けています。
わりと居心地のいい人数で、毎回テーマに合わせ
心の内を語り合い、それが同時にWithコロナの時代を
ともに乗り越えていく小さな助けにもなっていると
確信しています。
語り合うことのできる、人とのつながりが
不安の軽減と安心につながります。
誰もが不安を抱えていると知ることで
”自分だけ”という孤立感が軽減します。