新刊『キャラ転がし』ができました
ある日、「キャラ転がし」という言葉が降ってきました。
少しくだけた言葉ですが、人間の性格や心理を、あまり堅苦しい「お勉強」にしないためには、このくらいの遊びがあってもいい。そう思い、そのまま本のタイトルにしました。
『キャラ転がし』とは
人は、性格特徴があり、性格のタイプを分析するだけで多くのことが分かります。
しかし、性格タイプだけでできているわけではありません。同じタイプの人でも、置かれた場所や人間関係、与えられた役割によって、まったく違う人物になります。学校にいるとき、恋愛をしているとき、仕事をしているとき、追いつめられたとき。その人の性格は、場面のなかで動き、思いがけない方向へ転がっていきます。
本書では、エニアグラムを土台にしながら、キャラクターがどのように動き、関係をつくり、葛藤を生み、物語を展開させていくのかを考えました。
私は、この見方を「人格物語論」と名付けました。
性格を固定された分類として見るのではなく、物語のなかで動く人格として捉える試みです。
書きたい人にも、読みたい人にも
この本は、まずは「書きたい人」のための、キャラクターの動かし方について解説します。書きたいものがあるけど書ききれる自信がない、途中でキーボードを打つ手が止まってしまう、人物をうまく描けないというとき、参考にしていただけると思います。
映画、ドラマ、アニメ、小説など、物語は誰にとっても身近なものです。登場人物がなぜそのように行動したのか。なぜ関係がこじれたのか。どこで人物が変わったのか。書き手にとっては、ひとりでにキャラが動き出す、読み手にとってはキャラクターの個性が立ち上がり、共感できる…。
書きたい人には、人物を動かすためのヒントを。
読みたい人には、物語をさらに楽しむための視点を。
その両方を届けたいと思って書きました。
AIだけでは人物はできあがらない
いま、AIは人物設定や物語の構成を、かなりのところまで作れるようになりました。私自身もAIを活用しています。
しかし、人物は性格、過去、口調、役割などの条件を並べただけでは、まだ生きた人間にはなりません。
なぜ、その場面で黙るのか。
なぜ、愛しているのに遠ざけるのか。
なぜ、自分でも望んでいなかった行動をしてしまうのか。
人間には、論理だけでは運べない揺れや矛盾があります。私は数多くの心理テストや診断コンテンツを制作してきたからこそ、分類や分析だけでは表現しきれないものがあることにも気づいてきました。人の心は”心理学”では語り切れません。
「キャラ転がし」は、AIを活用しながら、AIでは表現しきれない人の心を映し出します。人物を生きた存在として動かすためのクリエイティブな理論です。
書籍情報
『キャラ転がし
エニアグラムでキャラクターが動き出す
書きたい人と読みたい人のための人格物語論』

キャラ転がし/目次
まえがき
この本の構成と使い方
第一部 キャラが転がる心理モデル
第一章 恐れと欲求で回りはじめる
第二章 ライフステージとタイプ
第二部 物語のなかでキャラクターを“転がす”実践編
第三章 ホテル「ナイン」
第四章 シンデレラ編
第五章 エニアグラムノワール
第六章 パニック映画編
第七章 スクールカースト・シミュレーション
第八章 恋愛シミュレーション
第三部 自己成長の物語か、それとも闇落ちルートか
第九章 キャラクターの魂が動く縦軸 187
第十章 ラスボスという鏡 203
あとがきとお知らせ 221
巻末ワークシートのご案内 222
ご興味おありの方はご連絡ください。
キャラ転がし専用LINEも開設しました。
https://lin.ee/xV2fNcHQ
著者:中嶋真澄
定価:3,000円(税込)
発行日:2026年8月17日
発行:天狼院書店
発行部数限定
ご購入について
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