AIの普及 IT革命に匹敵する変革の時代
ChatGPTなどの生成AIが急速に普及した2023年。そして、2024年は、2000年ごろのIT革命に匹敵する大きな変化が起きている時代です。
生成AIはライティング・イラスト・映像・音声など、クリエイティブな分野でも、すでに大きな影響を及ぼしつつあります。企業や組織においても、個人事業主やフリーランスで仕事をしている人もみな、このような変化をどう受け入れ、どう対処していくかが、目の前の課題となってきています。筆者自身もその例外ではありません。
自己紹介 診断コンテンツに特化したライター 専門家
さて、初めてこのサイトを訪れてくださった方に、自己紹介をさせていただきます。
筆者は長年に渡る性格研究を土台とした性格診断や適性診断、商品相性診断、その他各種診断コンテンツの制作を承ってまいりました。これまで多岐にわたる企業/制作会社様からのご依頼を受け、ご希望に添えるコンテンツを提供してまいりました。
もともとフリーランスのライターから出発し、診断コンテンツ制作に特化したライターとして一定の評価をいただいている背景には、2000年以降毎月欠かさず開催してきた自己探求系の勉強会、セミナー・ワークショップがあり、そこに参加されている方々とのセッションが大いに役立っています。筆者の性格研究における基本的な理論体系は「エニアグラム」と呼ばれるパーソナリティシステムです。一般には人の性格を9つに分類する性格類型論の一つとして知られていますが、これは自我構造を明らかにすることによって、そこから人間の本質を探っていくもので、その本質を理解するにはかなり深い学びと体験、気づきが必要となってくるものです。
エニアグラムとエニアグラムに関する書籍のご紹介
昨年、ライフワークとしてまとめた書籍を上梓しました。『エニアグラムー性格と本質―』(中嶋真澄著 英智舎刊)という本です。11月13日発売になりました。ページ数325ページに及ぶ分厚い本になってしまいました。アマゾンレビューでも高評価をいただいておりますので、こちらにご紹介いたしました。
診断コンテンツとしてのエニアグラムの活用については、以下に例をあげておきます。
美容師キャラクター診断
この美容師の方とサロンのマッチングに特化した診断コンテンツは、リリース当初より多数のアクセスがあるということで担当の方からご連絡いただきました。
他にも中学生対象のパンフレット・就活生のための自己診断ツール・婚活マッチングサイトでの相性診断などにも応用されています。他にも会員制のサイト内に設定されたコンテンツなどたくさんあるのですが、会員以外は閲覧できない仕組みなのでここにはあげていません。
2024年は筆者はコンテンツ制作とセミナー開催の両輪で活動
コロナ後、仕事の拠点を渋谷区初台から、出身地の徳島県阿南市に移しました。仕事の性質上、リモートワークでやっていけるようになったからです。そして、2022年の4月に合同会社パーソナリティ研究所を設立しました。都内にも拠点があるので必要な時には上京します。コンテンツ制作に関しては、すべて私が目を通し、責任をもって制作監修をいたしております。
会社設立の理由は、インボイス制度への対応と、もう一つはこれまでの性格研究のベースであるエニアグラムの集中講座を開催していくためです。エニアグラムが体系的に学べる講座で第一期、第二期が終わり、1月からは第三期が始まります。現在修了書を発行していますが、エニアグラム講師として活動される方をサポートしていくために、現在、認定証の発行を準備しているところです。
AIとクリエイターや専門家との関係は?
さて、生成AIが普及してくると、診断コンテンツもAIで作れてしまうのではないか? そう思われる方もいらっしゃることでしょう。ネットの記事やイラスト、動画、音楽なども、生成AIで作れてしまうのですから。筆者も簡単なものであれば、イラストなどはAIで作ってしまいます。しかし、そのクオリティはどの程度のものかというと、個性あるイラストレーターの表現力にかなうものではありません。
診断コンテンツに関して、AIに質問を投げかけてみると、次のような回答がありました。「診断コンテンツや心理テストの制作には、専門的な知識や経験が必要です。AIやツールで生成することもできますが、品質や精度、オリジナリティなどに問題が生じる可能性があります」
筆者は2004年に永岡書店から発行の『ココロの本音がよくわかる魔法の心理テスト』がベストセラーになって以来、エンターテイメント系の心理テスト制作の依頼も多く、現在でも心理テスト制作をしています。そこで、心理テストの制作という言葉が入っているのですが、いずれにせよAIが制作したコンテンツはそのままでは、使い物になりません。
心理テストに関していうと、あるシチュエーションにおいて、選択したものから導き出される”診断”に意外性があり、かつ「なるほど、当たってるなあ」と思わせるものでなければなりません。それは単純なバーナム効果だけで何十本、何百本もの心理テストが作れるわけではないので、人の心理や行動、反応パターンなどに詳しく、またライティングのスキルとシチュエーションを想定するクリエイティブな発想も必要になってきます。
もっとも、「こういう問題で、こういう選択肢で、こういう結果を出してほしい」というクライアントからの要望があれば、多少無理があっても導き出さなければならない答えがあり、そこを納得感があり面白いと思わせる結果に結びつく設問と用意するのがプロなわけです。生成AIから導き出される診断コンテンツの設問と結果は、直結しすぎています。設問と答えが一種のトートロジーになっているといってもいいでしょう。
新年のご挨拶のつもりが、話が長くなってしまいました。もし、こういった内容にご興味がおありでしたらご連絡ください。直接、お仕事のご依頼につながらなくてもかまいませんので、お問い合わせいただければご返信いたしますし、オンラインでお話しすることもできます。今年は性格診断や診断コンテンツの制作などについてのご質問等をお受けする時間なども設定したいと思っておりますので、よろしくお願いします。
診断コンテンツ制作について(こちら近く動画をUPします)
著者近影
田舎暮らしの合間に