イエスノー式自己診断チャートの作り方 ロジックの形式

イエスノー式診断テストの作り方 形式

「はい」「いいえ」ないし、2択式で診断に行き着く
「イエス」「ノー」診断チャートの仕組みについて
解説します。

表題では「イエスノー式自己診断チャートの作り方」
となっていますが、
これは一見、以下に挙げたロジックツリーを応用すれば
簡単に作れるように思われるかもしれません。

ですが、以前から、やってみるとなかなかうまくいかず……
ということで、ご相談を受けることがときどきありました。

【ロジックツリーの原型】1例

イエスノー式自己診断チャートロジック一例

たとえば、診断タイプを幾つに分類するかを決め、
あるいは、すでに幾つのタイプに分けたいというのが
あるかもしれません、そのタイプ数にまで分岐させた
ツリーを使って、そこに設問を当てはめていけばいいわけです。

けれども、どこにどのような問いを当てはめていけばいいのか、
これが思案のしどころです。

思いつく問いをはじめから当てはめていっても、
診断タイプにうまく紐づけられるかどうかはわかりません。

大事なのはむしろ診断タイプカテゴリーの明確化

大事なのはロジックツリーよりもむしろ、どのような
タイプに分類するのか、問いが行き着く先です。

たとえば、5つか6のタイプに分類するというとき、
そのカテゴリーが明確になっていないと、
問いそのものを制作することができません。

また、ロジックツリーを見ていただければ
お分かりになると思いますが、
6つなら6つのタイプに分類した診断タイプを
どの順番で配置していけばいいのか、
その順番も大事です。

診断タイプの配置を先に決めておく必要がある

ABCDEFの6タイプの診断内容に関していえば
AとFは離れたところにあるので、診断タイプの
要素としては、関連性が薄いと考えられます。
AとBは幾分、似通った要素、または共通する
要素があるのかもしれません。

じっさいのところ、筆者はご依頼いただいた
チャート式診断テストの制作において、
ここのところで一晩、二晩悩むこともあるくらいです。

ロジックツリーはフレキシブルに変形させることができます。
内容によって形式も変わります。

イエスノー式自己診断チャートロジックバリエーション

診断タイプ数が多くなるほど、全体を俯瞰しつつ
どういう順番で診断タイプを並べ、
どういう問いから始めるか、難易度は高くなってきます。

また、チャートのロジック分岐もシンプルなものでは
うまくいかない場合があります。

クライアントからのご要望によっては、問いの数が
何問と初めから決まっている場合もあります。
そうすると、その設問数に合わせて
ロジックを組まなければなりません。

場合によっては、2択ではなく3択のチャートも
あり得ます。

イエスノー式自己診断チャートロジック3択

これなどがそうですね。
このロジック分岐で何をやろうとしているかは、
じっさいのところわからないと思います。

これなどはあるクライアントからのご依頼によって
その内容に合わせて設定してみたものです。

形式よりも何を作るか全体のイメージが
固まっていないといいものが作れない

このように、何を診断したいのかという目的によって
ロジックはさまざまに変形させることができます。

大事なことは全体像をとらえておくこと、
最初の設問から一つひとつたどっていくのではなくて、
全体像を把握しておき、全体の流れを同時に
たどりながら、診断結果に紐づけていく問いを作る
ということになります。

いちばんダメなのは最後の設問が診断結果に
直接結びつくようなものになってしまうことです。

わかりやすく、極端な例を挙げてみますと、
「欲しいものがあるとその場で買ってしまう」
はい→浪費家タイプ、みたいになってしまうものです。

最初の設問から、最後の設問と診断タイプへの分岐を
全体的にとらえて、設問設計をしていく必要があります。

ここではイエスノー診断のロジックツリーの分岐の
仕方とその種類についてお話ししました。

こういった自己診断チャートを応用した自己診断コンテンツの
制作ご依頼についてのご相談は、いつでも受け付けております。

なんとなくこういうものを作りたいのですがといった
漠然としたイメージの段階でも結構ですが、
より具体的にお話を進めるには、

・診断コンテンツを設置する目的は?
・ユーザーのターゲットは? 年齢、属性その他
・どういう診断結果に結びつくものをイメージしておられるか?
・設問数や診断タイプのおおよその個数など
・トーン&マナーに関する事柄

といったことをご説明いただけると、
より具体的なお話しができるかと思います。

企画書等お送りいただきました場合、
お取り扱いは秘密厳守で責任をもって致します。

お仕事が発生しましたら、何回かのお打合せ後
お見積り書・発注書等についてのお手続きと、
場合によっては契約書等の制作をお願いしております。

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ABOUTこの記事をかいた人

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徳島県生まれ。関西学院大学大学院修士課程修了(哲学専攻)。フリーライター、PR会社勤務を経て、単行本執筆を期に執筆活動に専念。1995年、本書のテーマであるエニアグラムと出会い、ライフワークとしての性格研究に取り組む。2000年より、毎月欠かさずエニアグラムのワークショップ、セミナー等を開催。参加者にとって信頼できる場を提供するため、スモールグループでの分かち合いを大切にし、今日まで継続している。2004年、永岡書店より出版の『ココロの本音がよくわかる魔法の心理テスト』がベストセラーに。心理テストブームを巻き起こした。テレビ・ラジオ等への出演・心理テスト監修も多数。『ドキッとするほどホンネがわかる心理テスト』(池田書店)『面白過ぎて時間を忘れる心理テスト』『楽しすぎて止まらない心理テスト』(三笠書房)など、心理テストに関する著書は累計120万部を突破。また、エニアグラムをベースにした性格診断・自己分析ツールは、商品キャンペーン、イベント、人材マッチングその他、Web集客等にも有効なツールとして、一般企業、放送局、イベント会社等幅広いジャンルに応用できるため、大手企業等からのコンテンツ制作の依頼も多い。 20代後半からジム通いを続け、40代で易占を学び、占いスクールで周易入門の講座を持つ。50代からヨーガを始め、全米ヨガアライアンス200を取得。コロナ後は渋谷から出身地の徳島県阿南市に居を移し、リモートワークとオンライン講座を中心に活動している。現在は、地元のフィットネスクラブで、趣味の有酸素運動と筋力トレーニングを行いながら、マインドフルネス・コンパッション・ヨガを実践。ロードバイクが趣味。