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AI時代でも「自己診断コンテンツ」が効く理由

2026年、AI時代でも「自己診断コンテンツ」が効く理由

直帰率・回遊・商品理解を、ひとつの仕掛けで底上げする

  • 「自社サイトの直帰率を下げたい」
  • 「ページビューを増やしたい。できれば自然に回遊してほしい」
  • 「サービスの魅力を、押し売り感なく伝えたい」

こうしたご相談は、2020年頃から今まで、形を変えながら途切れず続いています。
そして2026年、AIが一般化した今も、むしろ重要度が増している施策があります。

それが 自己診断コンテンツ(心理テスト/YES・NO診断/チャート診断) です。

AIで文章も画像も作れる時代に、なぜ“診断”なのか。
理由はシンプルで、ユーザーが求めているのは「情報」だけではなく、自分が参加して、自分のこととして受け取れる体験だからです。

2026年、AI時代のユーザーは「読む」より「関わる」を選ぶ

検索、SNS、ショート動画、AI要約。入口は増えました。
けれど集中できる時間は短くなり、情報は似通い、比較は簡単になりました。

その結果、多くのサイトでこんなことが起きています。

  • 丁寧に書いたのに、冒頭で離脱される
  • サービスページを見ても、理解が浅い
  • 価格のところだけ見て、離脱する
  • 問い合わせにつながらない

これは文章の質だけの問題ではありません。
ユーザーが無意識に求めているのは、

  • 自分ごと化できる導線
  • 読む理由が生まれる仕組み
  • 参加している感覚
  • 「わたしの話」として受け取れるフック

診断コンテンツは、これらを一度に満たしやすいのです。

AI時代2026年でも期待できる効果は、基本の「3つ」

1)直帰率を下げる(滞在時間を伸ばす)

直帰率とは、最初に訪れたページだけ見て離脱する割合です。
つまり「来たけど、すぐ帰った」という指標。

AI時代、ユーザーは一方的な説明を読む忍耐がさらに減っています。
一方、診断は参加型です。

「あなたはどっち?」
「YES/NOで進む」
「選ぶだけで結果が出る」

この構造は、入口でユーザーの手を止めます。
そして診断をすると人は自然にこうなります。

  • もう少しやってみよう
  • 結果が気になる
  • 当たっているか確かめたい
  • ほかのタイプも見たくなる

これが滞在時間と回遊の増加につながります。

2)商品・サービスを「自然に」アピールできる

診断結果は、ユーザーが「自分で選んだ」結論です。
そこに紐づく提案は、広告っぽく見えにくい。

  • 結果タイプ別におすすめ商品を提示する
  • 結果タイプ別に読んでほしい記事へ誘導する
  • 結果タイプ別にプランを提案する
  • 結果タイプ別に「次にやること」を案内する

この導線は、AI時代でもむしろ強くなっています。
説明や比較が簡単になった分、**「あなたにはこれ」**という体験の価値が上がったからです。

3)ユーザーが“宣伝”してくれる(共有が起きる)

面白い診断は共有されます。
SNSだけでなく、今は共有の形も多様です。

  • SNSでシェアする
  • グループチャットに投げる
  • コミュニティに貼る
  • 「これやってみて」とDMで送る
  • 記事や投稿で紹介される

共有されるのは宣伝文ではなく「結果そのもの」。
ユーザーは広告ではなく、体験を渡している。ここが強みです。

診断の基本形は2つ。Webではテンポが命

1)YES/NO・2択で分岐するチャート式

たとえば、

  • 海と山、どちらに行きたい?
  • 海なら、サーフィン/釣り、どちら?
  • 山なら、登山/バードウォッチング、どちら?

…のように道が分かれていく形です。

Webではテンポが重要なので、設問数は 5〜6問程度 が扱いやすいことが多いです。
結果タイプは、3タイプから12タイプ以上まで設計できます(目的により最適解が変わります)。

2)紙で成立する“一覧式”をWebに落とす方法

展示会などで配布する診断チラシのような形式も、Webで活かせます。
紙面をそのまま見せるのではなく、Webでは「1問ずつ」出してポチッと進むUIに変える。
同じ内容でも、体験に変わります。

設問から作らない。最初に「結果」を決める

診断は、設問から作り始めると迷子になりやすいです。
先に決めるべきは以下です。

  • 何タイプに分けるのか
  • 各タイプはどんな人物像か
  • そのタイプの人に何を渡したいのか
  • 読んでほしい記事
  • おすすめしたいサービス
  • 申し込みにつなげたい導線
  • キャンペーン参加
  • メルマガやLINE登録
  • 予約や相談窓口

ここが明確になると、設問は結果に向かって整列し始めます。
AI時代は設問の文章自体は作りやすいからこそ、最初の設計思想が価値になります。

人材マッチングの現場でも「輪郭が立ち上がる」入口になる

人材マッチングの現場でも、短い診断を入口に置くだけで「その人となり」の輪郭が立ち上がり、現場で起きがちな行き違いを事前に減らす“網”として機能することがあります。

入口で個人情報を取りすぎると、取りこぼしが起きる

診断やアンケートを実装している企業でも意外と多いのが、「入口でやりすぎる」設計です。
理想のお客様を得たい気持ちが強いほど、最初からプライベートな情報や細かな属性を入力させようとしてしまう。

しかし信頼がまだ芽吹く前に、いきなり個人情報の入力が求められると、ユーザーは身構えます。
“ひやかしを排除したい”つもりが、産湯ごと赤子を流してしまう。つまり、最も欲しい見込み客ほど静かに離脱していくのです。

診断は「抵抗なく答えられる入口」になれる

診断の強みは、最初にユーザーへ求めるのが個人情報ではなく「選択」だという点です。

  • YES/NOで答えられる
  • 2択で選べる
  • 自分の感覚で進められる
  • 「試してみたい」が先に立つ

この設計は、ユーザーが自然に参加できるだけでなく、結果として「ひやかし」と「本気の人」を分ける働きも持ちます。
軽い気持ちの人は途中で離脱しやすく、関心のある人は最後まで進み、結果を読み込み、次の提案にも反応するからです。

「理想客だけを集める」より「理想に育つ入口」をつくる

大事なのは、「最初から理想客だけを囲い込む」よりも、理想のお客様になっていくための入口を設計することです。

診断は、ユーザーが自分の課題や傾向を“自分の言葉”として受け取る助けになります。
その上で提示される導線(記事・事例・サービス・相談窓口)は、売り込みではなく「自分に必要な次の一手」として理解されやすくなります。

まとめ:診断は「直帰率対策」であり「信頼構築」の設計でもある

自己診断コンテンツをサイトに置くことで期待できるのは、

  • 直帰率を下げ、滞在と回遊を増やす
  • 商品・サービス理解を自然に深める
  • 共有や紹介が起きやすくなる

そして2026年の今、追加で言えるのは、

  • AI時代の“似た情報”から抜け出す差別化になる
  • 個人起業家の専門性を短く伝える入口になる
  • 申し込み前の温度差を整え、ミスマッチを減らす

「自社サイトに診断を置きたい」「キャンペーンに組み込みたい」
「サービスの入口をつくりたい」そう感じたら、まずは どんな結果タイプを用意するか から考えるのがおすすめです。設問は、そのあとで追いついてきます。

ご相談は公式サイトのお問い合わせ欄より承ります。

※このブログの内容は音声動画でもお聞きいただけます。

https://youtu.be/QXYwC6DxGkA

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中嶋真澄
徳島県生まれ。関西学院大学大学院修士課程修了(哲学専攻)。フリーライター、PR会社勤務を経て、単行本執筆を期に執筆活動に専念。1995年、本書のテーマであるエニアグラムと出会い、ライフワークとしての性格研究に取り組む。2000年より、毎月欠かさずエニアグラムのワークショップ、セミナー等を開催。参加者にとって信頼できる場を提供するため、スモールグループでの分かち合いを大切にし、今日まで継続している。2004年、永岡書店より出版の『ココロの本音がよくわかる魔法の心理テスト』がベストセラーに。心理テストブームを巻き起こした。テレビ・ラジオ等への出演・心理テスト監修も多数。『ドキッとするほどホンネがわかる心理テスト』(池田書店)『面白過ぎて時間を忘れる心理テスト』『楽しすぎて止まらない心理テスト』(三笠書房)など、心理テストに関する著書は累計120万部を突破。また、エニアグラムをベースにした性格診断・自己分析ツールは、商品キャンペーン、イベント、人材マッチングその他、Web集客等にも有効なツールとして、一般企業、放送局、イベント会社等幅広いジャンルに応用できるため、大手企業等からのコンテンツ制作の依頼も多い。 20代後半からジム通いを続け、40代で易占を学び、占いスクールで周易入門の講座を持つ。50代からヨーガを始め、全米ヨガアライアンス200を取得。コロナ後は渋谷から出身地の徳島県阿南市に居を移し、リモートワークとオンライン講座を中心に活動している。現在は、地元のフィットネスクラブで、趣味の有酸素運動と筋力トレーニングを行いながら、マインドフルネス・コンパッション・ヨガを実践。ロードバイクが趣味。